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・国際間コミュニケーションの向上

(アントワープ市内の環境保護プロジェクト)

・災害発生時の迅速な情報収集と指揮ガイド

・環境汚染の監視(水質、大気、騒音、汚染等)ビル/建物の管理(当初:スイミング・プール施設の管理)

(24時間ノンストップの市民サービス)

・代表電話番号による全ての市関連部門へのアクセスによる行政サービスの享受

・キオスク端末による市役所、文化/スポーツ施設の情報提供

 

(3)アジア地域における行政情報化の現状/動向

アジア地域においては、シンガポールの国家プロジェクトとして取組んでいるインテリジェント・アイランド構想(IT 2000)が先進的な行政情報化のプロジェクトとして有名である。この構想は、米国のNII構想(情報スーパー・ハイウェイ構想)と似ており、行政を含む産業界を対象とした全国的な情報基盤の構築さらには将来の情報化の資産を蓄積しながら、経済力の強化、国際競争力の拡大あるいは豊かな国民生活の向上等を目指している。シンガポールでは、1991年1月に国家コンピュータ委員会(NATI0NAL COMPUTER BOARD)がインテリジェント・アイランド構想プロジェクトを立ち上げた。このプロジェクトは、官・民合せて約200人からなり、以下の11の領域について情報化の利用/応用の可能性について検討が及び将来の提言を行った。

(11の検討領域)

・建設・不動産

・教育・研修

・金融

・政府

・医療

・情報技術産業

・製造業

・メディア、出版、情報サービス

・小売業、卸売業、流通

・観光・レジャーサービス

・運輸

 

 

 

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